遮熱塗装と光触媒のシナジー
裏反応の理論
光触媒反応は特殊なものではなく、着色塗膜の劣化は一般的には光触媒反応で劣化していることをブログでもご説明しました。つまり、一般的な有機ポリマーはやはり光触媒反応で分解されるので、それはそれで注意を要します。これはヒドロキシラジカルやスーパーオキサイドという超酸化力の強い活性酸素の影響ですが、これらの寿命は100万分の1秒程度でそのあとは過酸化水素H2O2に変わります。
光触媒の表面に数nm程度の薄い安定薄膜を形成させると超酸化力の活性酸素が外に漏れる前にすべて過酸化水素になります。
過酸化水素の酸化力はそれほど強くなく、その証拠にオキシドール水溶液はポリエチレン瓶に入っています。つまり・・・
1.安定的な樹脂で光触媒表面を覆うと、過酸化水素のみが生成活性酸素とみなせる
2.過酸化水素に強靭な下地であれば裏反応は無視しても構わない(バリアコートは不要)
という結論になります。
バリアコート不要なので実演&曝露用の見本板もかんたんに作成できます。実演シートの作り方
光触媒の表面に数nm程度の薄い安定薄膜を形成させると超酸化力の活性酸素が外に漏れる前にすべて過酸化水素になります。
過酸化水素の酸化力はそれほど強くなく、その証拠にオキシドール水溶液はポリエチレン瓶に入っています。つまり・・・
1.安定的な樹脂で光触媒表面を覆うと、過酸化水素のみが生成活性酸素とみなせる
2.過酸化水素に強靭な下地であれば裏反応は無視しても構わない(バリアコートは不要)
という結論になります。
バリアコート不要なので実演&曝露用の見本板もかんたんに作成できます。実演シートの作り方
NOx除去は、光触媒の基本原理を考えうる上で大事な機能ですNOx除去
反応種である一酸化窒素NOは水に溶けません。光触媒反応は電解反応ですから前回も申しましたように液相反応です。つまり電解液の中でしか起こりません。・・・水に溶けないガスは水膜に覆われた環境では進まないので、まず多孔質の吸収体、この場合は金平糖型の光触媒に吸収させる必要があります。ふつうの光触媒塗膜では絶対に反応しません。BET吸着性能を有している光触媒しかこの用途には向いていません。
これ、SEMでもなく光学顕微鏡でも判りますから「NOx除去性能があるかないか」はそれで判別できます。もっと詳しい情報をお求めの折また、これをPIAJ認証基準にしたいとお悩みの折にもご連絡ください。必ず解決させてご覧にいれます。
これ、SEMでもなく光学顕微鏡でも判りますから「NOx除去性能があるかないか」はそれで判別できます。もっと詳しい情報をお求めの折また、これをPIAJ認証基準にしたいとお悩みの折にもご連絡ください。必ず解決させてご覧にいれます。
15カ月経過の威力・・・もっとも過酷なドーム屋根
ブルネイ首相府の隣にあるアシャリーンモスクのドーム屋根に比較試験施工してから15カ月が経過しました。右側の光触媒施工ドーム屋根の秀麗さが際立っています。ちなみに左側は清掃しただけです。施工部分はカビも汚れもまったくといっていいほど寄せ付けていません。またひとつ日本の光触媒技術の評価が上がりました。ブルネイの15カ月は促進耐候性の観点からは日本の5年以上でしょうか・・・
ちなみにこれらの光触媒施工はすべてローラーで行っています。2年経過後の様子もYouTubeでどうぞ!ここまでセルフクリーニングと防カビの強さを明確に出せる光触媒コーティングはほかにありません。
ちなみにこれらの光触媒施工はすべてローラーで行っています。2年経過後の様子もYouTubeでどうぞ!ここまでセルフクリーニングと防カビの強さを明確に出せる光触媒コーティングはほかにありません。
焼付工程へ光触媒をかんたん組み込みー高性能・低コスト
新開発の手法で、中温ー高温焼付塗装の最終工程に光触媒塗布を入れることができます。
耐久性はもちろんですが耐摩耗性も要求される分野ですので、高度の光触媒機能を維持したままでのこの分野での適用は今まで不可能でした。
コストも格段に安くできますので光触媒の世界的な普及の起爆剤にしたいと考えています。
焼付ラインと焼付塗料の条件によりBSをカスタムメイドする必要がありますのでご興味の方は佐伯冶一郎商店または当社までお問い合わせください。
耐久性はもちろんですが耐摩耗性も要求される分野ですので、高度の光触媒機能を維持したままでのこの分野での適用は今まで不可能でした。
コストも格段に安くできますので光触媒の世界的な普及の起爆剤にしたいと考えています。
焼付ラインと焼付塗料の条件によりBSをカスタムメイドする必要がありますのでご興味の方は佐伯冶一郎商店または当社までお問い合わせください。
バンコク初の化粧打ち放しオフィスビル
高温多雨の熱帯雨林では打ち放しコンクリートは耐久性が不安であったのですが当社の製品・工法が採用されて2018年5月にバンコク市内で異彩を放ちつつ竣工しました。経過が楽しみです♫
大手塗料メーカーとのコラボ物件