2018年09月19日 [光触媒]
タイ国立競技場での試験施工
タイ最大の打ち放しコンクリート建造物(・・おそらく世界最大)であるRAJAMANGARA国立競技場に採用を前提として打ち放しコンクリート補修工法と防カビ光触媒の試験施工をする機会をタイ当局から与えられました。日本のオリンピック競技場をヒト回り大きくした規模です。熱帯の打ち放しコンクリートなので随所に劣化の跡が見られます、まだ築20年なのですが。
セメントモルタルの醜い補修跡が夥しくあるのですがそこはもちろんINSITU調色でJIS基準で正確に合わせたフッ素樹脂でパターン付けして目立たないように。こんな現場調色技巧を持つ日本の職人さんが少なくなったのは寂しい限りですがタイ人の職人さんは飲み込みが早い!打ち放しコンクリートは吸湿性が高いので当然カビの巣窟になりますから抜本的対策として高圧水洗後に防カビ光触媒を塗布しました。ローラー1回塗りですからその簡便さに当局関係官も驚かれていました。INSITU調色の模範演技は不肖北村がしましたが「年齢に抗っている姿が凜々しい」と褒めたれているのか貶されているのか判らないコメントを頂戴しました。・・・ちなみに髪の毛のことではありません。