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2018年05月07日 [光触媒]

水の中の気になる現象・・・光触媒の不思議

以前、光触媒反応は水の中で起こる電気化学反応だとご説明しました。水の電気分解を基本にしていますので主な生成物は水素ガスと酸素ガスのはずです。・・・遊び心で熱帯魚水槽の内側に塗布して「エアレーターの要らない水槽」ができないか試したことがありました、酸素ガスの発生で溶存酸素濃度が上がることを想像しましたんで。水槽
結果はまさかの逆で、溶存酸素の濃度はみるみる下がっていきました。予備テストしなきゃ熱帯魚を全滅させるところでした、危ない、危ない。
どうもNafionをビヒクルにしたときは酸素還元が起こっているようです。水中酸素濃度が下がるのはそれしか説明できません。
植物の世界には「湿害」という用語があるそうで、土中や水中の酸素濃度が足りないとき、底に根のを張っている植物が枯れてしまう現象を言うそうです。・・・まだ、確定的なことはいえませんが、ときどきコンクリートに塗布して緑色系の藻や苔やカビが自然に枯れてくれたのは活性酸素の漂白ではなく、この酸素不足による湿害のような気がしてきました。アカデミックにはさらに突っ込みたい現象です。
経過観察

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