2018年03月03日 [光触媒]
焼き付け型タイプの開発
2004年の第1回光触媒展から絶えずコアなファンとしてご支援いただいている佐伯冶一郎商店の佐伯社長様の熱意溢れるご協力で、焼き付け塗装適応タイプの光触媒コーティング剤を開発してきました。
他社が続々撤退するこの分野でどのような特長のある新製品を考えているのか具体的に示しますと
1.高濃度の(可視光型)光触媒を表面に集中させることで格段に高い機能がえられる。
2.かんたんな焼き付け工程で焼き付け加工でき、優れた耐摩耗性、耐水性、耐候性を示す。
3.しかもコストは従来の50%以下に抑えられる。
有機防カビ剤、殺菌剤、UV吸収剤は焼き付け工程で揮発してなくなってしまいなすが、この製品はそれらに頼っていませんので性能は焼き付け後も変わらず維持されます。
ルミフロン型、カイナー型フッ素塗料やアクリルウレタン、粉体ポリエステルを基材にして試験しておりますが「焼き付け工程とセット」で条件設定することでほぼ、どの基材にも適用できると考えております。
引き続き促進耐候性試験も実施していますが併せてブルネイでの屋外水平曝露も始めました。これ自身が日本の気候の5倍以上の促進試験になりますので結果が楽しみです。
まだ特許を出願しておりませんので内容は具体的には開示できませんがご興味の方は当社または佐伯冶一郎商店までお問い合わせください。