2018年01月15日 [光触媒]
アルミの表面は酸化アルミで覆われている話
アルミニウムは最も導電性のいい金属のひとつで、たとえば高圧送電線はアルミです。ただ、バルブメタルという呼称そのままに、ちょっと外気に晒すと表面に絶縁性の酸化アルミが生じます。これは透明なので目に見えませんが、ビニールテープのような絶縁体を金属アルミの表面に形成します。・・缶ビールの蓋で実験してみましょう!!どうです、電気通さないですねぇ!!!?
これはアルミホイルでも同じ実験ができますから試してみてください。
金属アルミニウムは酸化されやすいのですぐに表面に化学的に安定な、しかも透明の酸化アルミニウムAl2O3が生成されますが、さらに高温湿潤雰囲気に晒すと水酸化アルミニウムが薄っすらと生成します。
これは化学式ではAl−OHで、アルミにアルコールがくっついているような構造をしていますがシリコンSiの場合と同じく、けっこう反応性が高くて縮合する傾向があります。また、自身は「凄い親水性」を示すことでも有名です。これを人類のために応用できないか・・・・は次回