2017年10月14日 [光触媒]
打ち放しコンクリート巨大プロジェクト経過です
光触媒とはちょっと離れた話題ですがお許しください。
打ち放しコンクリートの模様を専用マットのスタンピングでつける業者は多いのですが、そのスタンプ台への固定がなぜかテープ固定で非効率的だったのが気になっていました。専用マットは頻繁に交換しないときれいな模様も得られませんので、見栄え以外でも問題ありです。
今回、もっとかんたん確実に固定する新兵器を試してみたところ、マットの交換もスムーズで、作業性も捗り、実にリアルな模様が得られました。
実用新案を出願するつもりですので詳細な構造は内緒ですが、当社からの技術提供をご希望する方にはお教えして、スタンプもご提供します。もちろんスタンピングに使う描画剤はフッ素系光触媒ソリッドカラーです。
部分的にでも仕上げた表面が最高に高い評価をゼネコン&設計士から受けて、チームユニフォームを贈呈されました。下請け専門業者としては初めての例だそうです。これを機に香港(ともちろん日本)の化粧打ち放しコンクリート仕上げ技術の向上におおいに寄与するつもりです。
尚、コンクリートは打設直後はアルカリが強いのでカビ発生の恐れはありませんが、経年で中性化するに従い頻繁に発生しだします。つまり逆説的には、鉄筋の錆発生と同様にコンクリート中性化の目視評価によるバロメータとなります。