2017年10月08日 [光触媒]
酸化タングステンで試作品完成
東芝製ルネキャットの製品化トライアルです。光触媒学会・業界で注目されている可視光光触媒の三酸化タングステンなのですが、当社はむしろ「酸化チタンより透明性が高い」という点に注目しています。酸化チタンは屈折率が高いので、どうしても「光触媒として効くほど含有させると白く濁る」傾向があるので。
「えっ!濁ってない光触媒もあるよ」というお声も頂きますが、まあ、その話をし出すと今回の本旨からずれますのでまた別の機会に・・・
実際に効果があるかどうかは、もちろん学究的な実験をしなければなりませんが、実用化のためには現実の物件で試す必要が絶対にあります。お得意様の有志に協力を依頼してさっそく現場施工をお願いしました。
私もとりあえずは「白くならない」ということを証明するために市販のクロス地に半分塗って公開しています。・・・外観の存在感がないにも拘わらずはっきりと特性は出ていますので実演ももちろん可能です、お得意様にはまた指南させていただきます。
個の左半分にだけ塗っています。