2023年10月08日 [光触媒]
屋外水平面への光触媒の施工例
NHK朝ドラの「らんまん」で主人公が石版印刷をしているシーンがありハッとしました。「親水性の表面では油性物質は反発されて付着しない」という現象を利用している点で今のオフセット印刷の起源になっている現象ですが、もう原理は200年以上前に発見されています。一方、光触媒のセルフクリーニング効果はよく「降雨時に雨が汚れの裏に入ってそれを流し落とす」という説明がなされていて、この説明ですと壁にしか効果は見込めないことになります。当社は屋外曝露試験もすべて水平曝露で実施してきたので上の石版印刷の理論が正しいことを確信してきました。(・・・加えて北村は若い頃印刷技術の専門家でもありましたので)むしろ水平曝露のほうがばい煙混じりの雨水が表面に滞留しますのでセルフクリーニング効果がはっきりと確認できます。
当社のお勧めに従って日本を磨く会の会員企業様方が続々と降雨に曝される屋外の床面に施工していただき実績を蓄積されつつありますので一部をご紹介させていただきます。
これは施工から1年経過後の状態だそうですが、まったく汚れ、カビ、藻の発生が見られません。
玄関前の平滑な石材は降雨時のすべり事故も危惧されますが光触媒にはそれを抑止する機能もあります。
このような部位への具体的な施工方法に関しては日本を磨く会にご相談ください。