2023年04月20日 [光触媒]
長期&優れたセルフクリーニング機能は光触媒の基本
焼付けパネルの製造工程に組み込める特性が評価されて2018年に巣鴨信用金庫戸田支店の外装パネルに当社の光触媒コーティング液剤が採用されました。斬新なれども汚染しやすいデザインのパネルでしたので「十分なセルフクリーニング機能が発揮できるか」本心ではちょっと不安でした。それで何度かそれを確認するためにそっとお伺いしておりましたがほぼ5年が経過した直近の画像が以下です。雨だれ汚染しやすい飾り物の周りも含めてまったく汚染は見られませんでしたので安心するとともに誇らしく感動しました。ちなみに施工直後の画像は以下です。施工後と5年後の外観がまったく変わっていないことにご注目頂きたいですね。光触媒の卓越した親水性のなせる技です。随所で解説していますが、親水性とセルフクリーニング機能はおおよそではなく正確な相関関係があります。従って施工直後に散水して親水性を観察することで将来のセルフクリーニング機能を予測することが可能です。長期にわたるこの効果を得るためには光触媒だけでなく下地の着色塗装も高耐候性が好ましいのですが、この物件では「カンペフロンEX」(関西ペイント)を採用して頂きました。ご担当のダイワ社様に感謝です。
焼付け型光触媒はかつて夥しい銘柄が上市されていましたが、現在、実績とともに販売されているのは世界で当社品だけになりました。重責を感じておりますので一層の普及を目指したいと思います。