2022年06月09日 [光触媒]
地球温暖化防止への貢献(屋外編)
電力の供給危機が叫ばれており、我が国ではとくに空調電力の削減が喫緊の課題です。そんなときにかんたん&大幅に空調電力を遡源できる手段があります。すでに2010年からアメリカを中心に唱えられている「クールルーフ運動」ですね。詳細は色々なメニューがありますが代表的な対策としては「屋根を白く塗る」というシンプルなことです。アメリカではもう相当深く浸透しており、建物の屋根が白塗られている事例が着陸直前の飛行機からも確認できます。
我が国でこれがイマイチ普及しないのは「屋根が白いのはデザイン的に不自然である」と「降雨が多いので純白でもすぐに汚れてグレーになってしまう」という事情によりますが、電力事情の悪化で前者を言っている場合ではなくなりつつあるのと、後者では光触媒で解決できる、というご提案ができるので今後急速な普及を目指すべきではないでしょうか。実際ブルーの屋根を純白に塗り替えた場合の温度低下をサーモグラフィーで計測してみましたが
真夏の正午で15℃以上の温度低下が観測されました。1ワットの空調電力も使わずにこれを達成できる隠れた技術です。
屋根だけではなく実は一般的な地面でもこれは応用できます。光触媒でうっすらと白くしたコンクリート舗装面はその白さが維持されて日照による昇温を抑えることが可能です。
これは塗布後2年経過しているパーキングですが白色度はまったく変わっていません。(画像はファインハウス社よりご提供を受けました)
コンクリートはアスファルトと並ぶ蓄熱材ですから昼間に蓄積した日照の熱が夜間も維持されてこれがヒートアイランドの主犯になります。これの温度を上げないようにするのも大きなテーマですね.いずれの場合でも「純白塗装+光触媒」で比較的低コストで大きな省エネへの貢献が可能です。詳細な説明書もご用意しておりますのでご希望の折にはお問い合わせください。