2022年01月03日 [光触媒]
安全性試験でパーフェクト
有力得意先の依頼で、各種の安全性試験をCERI(化学物質評価研究機構)に依頼しておりましたが本日結果が送られえてきましたのでちょっと得意げにご紹介します。「感作性なし」の判定を受けました。犠牲になってくれたマウスちゃん達に合掌して御礼させていただきます。
変異原性試験では「突然変異誘発能を有さないものと判断した」と評価されました。これにはサルモネラ菌と大腸菌が採用されております。
皮膚刺激性試験では「非刺激性(区分外)」と判定されました。酸化チタン系光触媒は近年EUから発がん性が指摘されて、とくに樹脂を含まないナノ粒子はこれに抵触する恐れもあるのですが当社の液剤はコーティング膜に覆われているため懸念はないようです、ホッとしました。
尚、安全性と殺菌・抗ウィルスの薬効は通常は相反する命題ですので「安全だけどぜんぜん効かないや!」と「良く効くけどヒリヒリするなぁ」との悪魔の選択になるのですが、この液剤の場合は、たとえばもっとも強靭な部類のウィルスで非エンベロープ系のノロウィルスに対しても抗ウィルス活性値3.0以上(除去率99.9%以上)を達成していますので見事に両立しています。こんな殺菌・抗ウィルス光触媒は世界でこれだけでしょう???これは何も手品ではなく「光が照射されて初めて薬効成分である銅イオンCu++が発生する、またそのCu++は基本的にナフィオン膜のなかにとどまる」という現象の賜物です。 この有力得意先の事業展開に貢献できれば光栄ですね。
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