2019年10月08日 [光触媒]
光触媒に活性酸素が溜まると黄色くなる!
酸化チタンは真っ白! それを分散する樹脂は透明なので光触媒コーティング剤は本来「透明に近い乳白色」のはずなのですが、液状態で活性酸素を貯める反応を進めるとけっこう黄色くなることがわかってきました。活性酸素の溜まり具合を測る指標に使えるのではないでしょうか?
活性酸素の蓄積とその黄変を観察する酔狂な、というか超実用・現実的な研究をする学者が殆どいない現状ですが、三重県工業研究所で近い研究をしてくれていました。
正確な再現ではありませんが「アモルファス酸化チタンと過酸化水素が反応すれば黄色のペルオキソチタン水和物ができる」ということを発表しておられます。つまり「活性の高い光触媒溶液=黄色」なんですね!!室内用光触媒の応用に生かすべき性質だと確信しています。