2019年08月21日 [光触媒]
施工後の光触媒の検証方法を開発しました
光触媒の施工物件が増えている中で「ホントに光触媒を塗ってくれているのか??」という一般ユーザーの疑問に答えることのできる検査方法が今までなかったのが不思議です、この業界の開発者は何をしていたのでしょう??・・・とは自分にも返ってくる辛辣な批判です。
メチレンブルー分解活性を含めて今まで「発生するラジカルをいかに検出するか」で努力してきたのですが、ちょっと冷静に離れて見ましょうか。
距離を置いて見てみると、アンモニアを含んだ水溶液では「アンモニアは光触媒で酸化されて硝酸になる、つまりアルカリ性が急速に酸性になる」という現象に気がつきます。これを最大限利用してアルカリ雰囲気でしか赤くならないフェノールフタレインの脱色で光触媒反応をかんたんに検知することができます。業界で広く認知されているメチレンブルー分解活性は検知に数時間かかりますが、これは数秒でできますし、なにより便利なのは「既に施工した実際の壁面が光触媒かどうか?」を見極めることができることですね。この左側だけに光触媒が塗布されていますが、わずか10秒の検査ではっきりしましたね。ご依頼はいつでも受けますのでご連絡下さい。