2019年03月10日 [光触媒]
建築建材展2019での講演2
ホンダフジシマ効果は世紀を跨いだ大発見なのですが、惜しむらくはこの現象の実用的な用途を開拓した技術者、科学者がいませんでした。おこがましい表現で恐縮ですが、私が先鞭を付けさせていただきました。
エネルギーの蓄積ではなく「鉄筋コンクリートの防食&アルカリ再生」の見地から。
みなさんカソード側(マイナス極)側の水素発生だけ注目されていましたが、「水素を発生するという状態はその電極金属が腐食しないということと同じ意味」という点に誰も着目しなかったのは不思議な偶然です。鉄筋をカソードにすることにより理論的には永久にその発錆を防ぐことが可能です。また、同時にカソードではOH-つまりアルカリが自動的に発生しますので、中性化の進んだコンクリートを内部からアルカリ回復させることも可能になります。・・・この動画はかつてYouTubeにアップしたのですが消されてしまいました。ともかく(自分で言うのもおこがましいが)画期的な老朽化鉄筋コンクリートの再生技術です。けっこう黒山の聴衆だったのですが風景撮影の依頼を忘れていました・・・これは日本ハウスカラー社古川社長様からご厚意で頂いた貴重な1枚です。