2025/10/22
住まい・建築・不動産の総合展 brex関西
Honjo_state社が来たる10月30日、31日にインテックス大阪で開催される「住まい・建築・不動産の総合展 brex関西」に出展されますがそれにご協力することになりました。大きな目玉は当社がNEXT_MATERIAL社と共同開発した木材防腐用光触媒で、日本&世界で初めての実用的な光触媒機能です。
2025/10/17
輸出用濃縮液がタイに出荷されました
試験施工の段階ですがタイの高速道路用に当社光触媒が輸出されました。輸出用にはいつものように10倍濃縮液をご推奨しています。タイ高速道路のメンテナンス会社であるASIAM社は阪神高速道路の合弁会社なので日本の光触媒の名誉のためにもぜひ最良の結果を出してくれるよう祈りつつ送り出しました
2025/09/30
琉球大学との共同研究
格段に防カビ滅菌効果を高めた次世代型光触媒コーティング剤の開発でこの度当社と琉球大学は共同開発研究を始めることになりました。カビの速成に最適な地である沖縄での研究ですので短期間に結果を出せるものと確信しております、ご期待下さい。
2025/09/22
コンクリートパターン仕上げの遮熱仕様
打ち放しコンクリートへの光触媒施工の前段階&工程として、老朽化した打ち放しコンクリート面にはパターン描画のご要望を受けることが多いのですが、昨今の熱暑への対策の一環としてそれにも遮熱機能を求められることが増えてきました。ご要望に応じて開発してきましたがほぼ白色遮熱塗装を施したのと同等の非常に高い赤外線反射機能を有する仕様&材料を完成しました。夏の日中でもほとんど気温と同等程度にしか温度が上がらないと期待されます。共同開発の協立技研社より公式にはプレス発表させていただきます。
2025/08/09
KISTECのANNUAL REPORTに掲載されました
我が国でもっとも権威のある光触媒研究機関であるKISTECの2025年度ANNUAL REPORTに当社の活動が掲載されました。誠に名誉なことですのでここでご紹介させていただきます。ここはかの光触媒の発見者である藤嶋昭氏も理事長を務められていた機関で、当社も現在でも各種の性能試験で大変お世話になっています。
2025/10/12
光触媒で悪臭の発生源を断てるのか
最近あるお得意様から孤独死物件の室内施工で臭気がごく短時間で解決したと感想と画像が寄られました。さすがに画像はシュールなので掲載は控えております。ヒトに限らず生物とくに動物由来の臭気は排泄物も含めてほぼすべてタンパク質の分解によるものです。動物性タンパク質の構成元素をザクッと比率で示しましょう。このうちとくに窒素と硫黄がタンパク質の分解とともに臭気の強いガスに変化します。代表的なガスを例示しますとたとえば1kgの動物性タンパク質が完全分解されると窒素ではアンモニア換算で280リットル、硫黄では硫化水素換算で15リットルの有毒臭気ガスが発生することになります。これは光触媒の消臭機能で処理可能なのかちょっと計算してみました。PIAJの性能判定基準に上記のガスはいずれも規定がないのでアセトアルデヒドの判定基準を代用します。0.17μmol/hrとはちょっとプロ過ぎてわかりにくい数値ですがたとえば6畳間の壁面全面にこの光触媒を塗布して強い光を当て続けると1時間にこの6畳間で0.025リットルのガスが処理できます。上の仮定で発生したガス合計295リットルを処理するのに11800時間=491日かかります、光を当てたままで。実用的ではないですね。他方、タンパク質を分解する細菌&カビを見てみましょう。この表の嫌気性菌以外は身の回りのどこにでも存在してタンパク質分解の機会を探しています。逆に言うと、これらを除去(殺菌)するとタンパク質は分解されず、従って臭気ガスも発生しません。このお得意様の「臭気がごく短時間で解決した」というご感想はこの菌やカビの除去機能によるものだとわかりますね。光触媒の消臭効果を実用に近づけるためにはガスそのものの分解だけでなく、というかそれ以上に殺菌機能が重要だということが明白になった現場でした。
2025/09/12
光触媒の説明マンガ
世はアニメや動画の時代となり、文字ばかりの論文や説明書は誰も深く見ない、読まないのが現状です。そもそも文字というのは古代の祖先が意思疎通のために発明した道具ですので、現代の意思疎通ツールとして我が国が世界に誇るのがマンガ&アニメだとかねがね感じていました。そういうことで今般から積極的にマンガで情報発信することにしました。その第1弾です。
2025/09/06
濃色外装の白濁&色褪せについて
塗膜劣化の代表的な現象とされている白濁や褪色は、実はごく薄い表面だけの現象であることがままあります。ふつうこれの修復には同色の塗料を上から塗り直すことが思いつかれますが、実はクリヤーを塗布するだけで解決することが多いですね。それを実践していただいた先から画像を頂戴しましたので公開させていただきます。日本を磨く会所属の有限会社エヌシー様です。施工前は施工後です。特製のUVカット機能を強化したクリヤーを供給させていただきました。見事にもとの色が蘇っていますね。UVカットクリヤーが保護膜になりますので今後いっそうの長寿命が期待できます。理論編です。表面が劣化して凹凸が生じるとそこで光が乱反射して白濁やそれによる見た目の褪色が生じますが、空気(屈折率1.0)よりもはるかに屈折率の高いポリマーのクリヤー(屈折率1.5〜1.7)を塗布することでその乱反射が抑えられます。意匠サイディングの白濁&褪色も理論は上と同じです。プリント印刷層を保護するためのクリヤーが劣化することで白濁&褪色が生じるので、UVカットクリヤーを単に上塗りするだけで済むはずですが、悩ましいのは光触媒加工したサイディングです。中途半端に光触媒膜が残っているのでそのままクリヤーを塗布するとその光触媒にクリヤーが浸蝕されてより酷いムラムラの白濁が生じる可能性があります。ぜひとも既存の光触媒をすべてクリヤー塗装前に除去する必要があります。当社では旧光触媒膜を完全にすばやく除去できるリムーバー液をご提供できます。
2025/08/26
酷暑の解決策としてなにが有効か
コラボ先との共同研究として遮熱塗料&工法を開発していますが、あらためて街をサーモグラフィーで観察すると驚愕の事実が今更ながらわかりました。アスファルトだけでなくコンクリート面がけっこう熱いですね、とくにばい煙で黒く汚れたコンクリート面はアスファルト並に熱いです。これらは蓄熱材ともなりますので夜でも冷えずに日々熱を蓄積させると思われます。ふつうに風景を眺めているとなかなか気がつきませんね・・・異常な暑さはしかし、世界中そうなのか?という疑問が湧きましたのでちょっと調べて見ました。すると意外にも大阪よりはるか南にある那覇、父島そしてブルネイまでもみな気温はそれほど高くなく平年並です。結局、即効性のある暑さ対策としてはアスファルト面やコンクリート面に遮熱塗装を施して温度が上がらないようにするのが有効ではないでしょうか。 現状は町中を60℃前後のヒーターに囲まれて通行中しているようなものです。
2025/07/26
木材の保存のための光触媒とその実例
一般的な塗装面や石材、コンクリート面の美観維持と異なり、木材はそれ自体が微生物のエサにになりますので長期の保存はとくに湿潤雰囲気ではたいへんです。木材は主にセルロースとリグニンから構成されています。鉄筋コンクリートの鉄筋とコンクリートの関係に似ていますが、両方とも腐朽菌で分解されます。カビはリグニンには生えにくいですが腐朽菌でリグニンが分解されると生えやすくなります。要は腐朽菌の繁殖を防ぐことが重要ですね。もっとも人体に無害で有効な成分が銅イオンCu2+です当社光触媒の本領発揮です。その実証例なのですが今般、温泉浴場クリーニング専業のお得意先から貴重な画像をいただいたのでご紹介します。室内大浴場の木質壁面に当社の金属銅粒子含有光触媒を1年前に施工頂きました。照明が暗いので室内光対応といえども酸化チタンでは反応が不十分なのでここでは酸化タングステン系を採用頂きました。それの1年後の現状がこの画像です。ほぼ完璧に劣化が抑えられていますね。通常は1年後でこのような姿になるそうです。カビが生えていますからリグニンの分解まで進行していることが分かります。余談ですが当社での光触媒反応で発生する銅イオンCu2+は既述のようにシロアリ防止にも有効です。防蟻木材はうっすらと緑色を呈していますが、これは内部まで銅イオンCu2+を注入しているからですね。人体に無害でヒ素にもまさる防蟻効果を発揮します。
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