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2018年10月09日 [光触媒]
チキソ性(肉持ち感)は水性塗料でよく現れる
前々回で「チキソ性は顔料濃度が高いほど上がる」というお話をしましたが顔料濃度が高すぎると耐候性や耐水性が極端に下がるので限界があります。業界の公然の秘密としてはとくに外装用塗料の顔料の樹脂に対する比率は80%を超えてはならないという事実があります。知らない専門家が多いですけど・・・
そこで役に立つのが「水性塗料」なんですね。水性塗料では樹脂はエマルジョンといって界面活性剤に囲まれた粒になっています。
油性塗料では本来「粒子」としてカウントできない樹脂成分が「粒子」の役をするので水性塗料ではチキソ性が格段に向上します。
肉持ち感のいい塗料、厚膜を形成させたい塗料には水性塗料が適しているといえるでしょう。逆にクルマの塗装のように表面に凹凸をまったく作ってはならない場合には不適で、これは油性塗料のまだまだ独壇場です。
そこで役に立つのが「水性塗料」なんですね。水性塗料では樹脂はエマルジョンといって界面活性剤に囲まれた粒になっています。
油性塗料では本来「粒子」としてカウントできない樹脂成分が「粒子」の役をするので水性塗料ではチキソ性が格段に向上します。
肉持ち感のいい塗料、厚膜を形成させたい塗料には水性塗料が適しているといえるでしょう。逆にクルマの塗装のように表面に凹凸をまったく作ってはならない場合には不適で、これは油性塗料のまだまだ独壇場です。