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2018年07月31日 [光触媒]
ウレタン硬化剤に関する雑学1
2液型塗料の硬化剤にはだいたいウレタン(イソシアネートとも言う)が使われていますが、もちろん色々な種類があります。今回は固くなるもの(一般的なトップコート)と柔らかいもの(防水材に採用される)の違いについてちょっと・・・一般的なトップコートの硬化剤は、小さめの缶で主剤の1/5〜1/10くらいのボリュームですね。それに対して防水材の硬化剤は主剤の半分くらいの大きさで、「けっこう多いな」というイメージがあります。場合によってはどっちが主剤でどっちが硬化剤か判らなくなることも。実はこれ、ふつうのトップコートに使われる「3官能ウレタン」と、より柔軟性に富んだ「2官能ウレタン」の違いによるものです。
ウレタンのイソシアネート基NCOは、主剤の樹脂の水酸基OHとよく反応してウレタン結合を作ります。これをどんどん繰り返すことで硬化していくのですね。
ただ、1分子に手が3本ある3官能ウレタンは、結合しすぎて動きが取れにくくなり硬くなります。・・・3股掛けてる男が動けない状況と似ているような、とか。
そこで2官能つまり手が2本しかないウレタンが、とくに柔軟性を要求される防水材に採用されるのですが、いかんせん手の数が少ないので有効な手を揃えようとすると多めに投入しねければなりません。それが「硬化剤の比率が高くなる」原因の一つです。
難しくなりそうなので読者が減る前に今日はここで小休止。
ウレタンのイソシアネート基NCOは、主剤の樹脂の水酸基OHとよく反応してウレタン結合を作ります。これをどんどん繰り返すことで硬化していくのですね。
ただ、1分子に手が3本ある3官能ウレタンは、結合しすぎて動きが取れにくくなり硬くなります。・・・3股掛けてる男が動けない状況と似ているような、とか。
そこで2官能つまり手が2本しかないウレタンが、とくに柔軟性を要求される防水材に採用されるのですが、いかんせん手の数が少ないので有効な手を揃えようとすると多めに投入しねければなりません。それが「硬化剤の比率が高くなる」原因の一つです。
難しくなりそうなので読者が減る前に今日はここで小休止。