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2018年03月29日 [光触媒]

亜鉛メッキとガルバリウムの違い1

「そんなもん知っとるわ」という方も多いでしょうが、まず初心者向けとしてお許しください。
亜鉛メッキ鋼板は亜鉛の犠牲陽極機能を生かしてカソード防食により鋼板の錆を抑えることを原理にしていますが、亜鉛と鉄の電極電位の差は0.3V程度であまり大きくなく、この見地からするとアルミニウムのほうがよほど適したメッキ材料です。
電極
じゃあ、なぜアルミメッキをしないのか!??アルミは酸化されるとすぐにアルマイトという強靱な酸化皮膜をつくってそれ以上酸化されなくなる、つまり犠牲陽極として働かずサボり始めます。なんとかサボらずに犠牲陽極として働かせ続けさせようと考えたのがベツレヘムスチール社の研究者なんですね、アメリカ人は時々凄いのが出ます。アルミと亜鉛を合金にすることで、亜鉛につられてアルミが溶け出しアルマイト被膜を作らずに犠牲陽極として働き続けることがわかり「亜鉛メッキを遙かに凌駕する高耐食性メッキ鋼板」として登場しました。
ガルバリウム
耐食性にはホントに優れているのですが、実は施工時に気をつけなければならない致命的な欠陥はまだ解決されていません。
・・・この話は次回に!
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