Blog
2022年08月07日 [光触媒]
常時湿っているファブリックで光触媒の菌繁殖試験
密閉容器に光触媒を塗布・乾燥させたフキンとただのフキンを入れて水道水でひたひたにして菌繁殖の違いを確認しようとしました。2021年の9月に始めた試験ですが途中で試験したこと自体を忘れて放置していました。2022年の8月2日にそれに気づいて改めて残留菌の検出をしたところ意外な事実が判明しましたので多少誇らしくご報告します。取り替えもしない水に浸ったままほぼ11ヶ月が経過しています。
一般生菌検出用の簡易培地を使用しました。主には大腸菌ですがそれ以外の菌にも感応して赤く変色します。かなり感度の高い優れものの培地で、そのまま一定時間広げておくと落下菌の検出もできます。
結果はけっこう衝撃的でして、水に浸けているだけのフキンは検出上限の真っ赤な呈色でしたが、NFE2で処理したフキンはまったく菌を検出しませんでした。水道水から採取した直後の水と同じレベルです。(左端)1年近く放置しても無菌状態を保てるのはこれだけではないでしょうか。
こんなに凄い滅菌結果なのでさぞや溶出した銅イオン濃度も高いかと思いきや0.3ppmという結果が得られました。水道法では1.0g/ℓつまり1ppm以下であれば飲料水として適していますので、これは人体に完全無害なレベルです、安心しました。
恐らく滅菌成分の銅イオンの大半は光触媒膜内(ナフィオン主成分)に留まって、吸い込んだ菌を殺しているものだと考えられます。・・・小魚を狙うウツボのようなイメージです。不特定多数が触れて、常時湿っているファブリックといえばレストランの台フキンがすぐに思い浮かびますが、公衆浴場のバスマット等にも適しているのではないでしょうか。・・・ちなみに蛇足ですが水虫菌の除菌エビデンスもあります。
一般生菌検出用の簡易培地を使用しました。主には大腸菌ですがそれ以外の菌にも感応して赤く変色します。かなり感度の高い優れものの培地で、そのまま一定時間広げておくと落下菌の検出もできます。
結果はけっこう衝撃的でして、水に浸けているだけのフキンは検出上限の真っ赤な呈色でしたが、NFE2で処理したフキンはまったく菌を検出しませんでした。水道水から採取した直後の水と同じレベルです。(左端)1年近く放置しても無菌状態を保てるのはこれだけではないでしょうか。
こんなに凄い滅菌結果なのでさぞや溶出した銅イオン濃度も高いかと思いきや0.3ppmという結果が得られました。水道法では1.0g/ℓつまり1ppm以下であれば飲料水として適していますので、これは人体に完全無害なレベルです、安心しました。
恐らく滅菌成分の銅イオンの大半は光触媒膜内(ナフィオン主成分)に留まって、吸い込んだ菌を殺しているものだと考えられます。・・・小魚を狙うウツボのようなイメージです。不特定多数が触れて、常時湿っているファブリックといえばレストランの台フキンがすぐに思い浮かびますが、公衆浴場のバスマット等にも適しているのではないでしょうか。・・・ちなみに蛇足ですが水虫菌の除菌エビデンスもあります。